332 実録と教訓・判断する
救急車で病院に入り、父は救急処置室へ。
その間受付に保険証などを出してから、父方の伯母に電話し、経緯と病院名を伝えた。
自宅で母に付いてくれている友人にも連絡し、病院名を伝えた。母はまずまずなようで安心。
しばらく待つと医師に呼ばれた。現状と処置について説明と確認をされる。
若い医師だったけれど、できるだけ私のこちらの精神的負担にならないように説明してくれているのがよくわかったしありがたかった。
こちらの意思を伝えると医師は処置室へ戻る。
さらに待つと医師に呼ばれて処置室へ。
説明を受け、父の臨終を告げられた。
今回助かったのは、
- 携帯電話に伯母の電話番号を登録していたこと。
県内とはいえ離れたところ在住で移動にそれなりの時間がかかる。すぐに連絡が取れこちらに向かってもらえたのは、その後のことを思うと正解だった。
- 医師の精神的ケア。
状況をハッキリ伝えてくれ、こういう選択をしたらこうなるという説明もしてくれた。選択者が負担に思う必要はないとも言ってくれた。
これは本当にありがたかった。
漠然とは考えていたものの、実際選択するときはやはり短時間に色々と頭をよぎる。
普段から「自分が緊急時はこうしてほしい」という意思をわかるようにしてあれば、判断する側の精神的負担が減ると思った。